こんな疑問をお持ちのあなたに
- キャンプ時に出るゴミの処理って、どうしてる?
- キャンプにゴミ箱は必要?
- 野生動物はゴミを漁らない?
こんな疑問にお答えします。
キャンプでのゴミ管理は、意外と頭を悩ませる問題の一つですよね。
特に初心者の方にとっては、どうすればゴミをきちんと処理できるのか、知りたいことがたくさんあるはずです。
この記事では、キャンプのゴミ箱事情に焦点を当てて、快適にキャンプを楽しむためのアイデアを提案します!
これらを把握すれば、キャンプのゴミ管理について自分なりの方法が分かり、今後のキャンプで悩むことがなくなるでしょう。
ぜひこの記事を参考に、次のキャンプからゴミ管理を見直してみてください!
【初心者向け】知っておくべきキャンプのゴミ事情
キャンプを始める多くの方が見落としがちなのが、キャンプで発生するゴミの管理です。
キャンプ場では、私たちが自然と共に楽しむためにも、ゴミの適切な処理が非常に重要となります。
自然な環境で快適に過ごすためには、ゴミ処理を正しく理解し、実践することが求められます。これから紹介するポイントを抑えれば、キャンプでのゴミ問題に悩まされることが少なくなるでしょう。
これらについて、詳しく見ていきましょう。
キャンプのゴミは誰が処分するか
キャンプで発生するゴミは、原則自己責任で持ち帰ることを念頭に置いておくと結果的に快適です。
なぜなら自分で処理ができない場合には、キャンプ場の選択肢が狭まってしまう可能性があるからなんです。
例えば、キャンプ場によってはゴミの回収をしてくれる場所もあるでしょう。
でも、キャンプ中のゴミは必ずしもすべてのキャンプ場が処分してくれるわけではありません。
もしゴミ処理をキャンプ場に任せることを自分の中での必須条件としてしまうと、使えるキャンプ場は限られてしまいます。
またゴミ処理してもらえるキャンプ場であっても、ゴミが出るたびに自分のサイトから捨てに行けるような距離感にゴミ集積場がないキャンプ場がほとんどです。
なので一時的に自分のキャンプサイト内にゴミをまとめる場所を設ける必要があることを念頭に起くと良いでしょう。
最終的には自分で処理できるよう準備をしておくことで、どんなキャンプ場でも使えるようになり、キャンプの幅が広がります。
キャンプのゴミは野生動物から狙われる
キャンプのゴミは野生動物から狙われます。
これは、食料の匂いがついたゴミなどを野生動物が餌と間違えることがあるからです。
例えば、未洗浄の食器や食品の包装材をゴミ袋に入れたまま外に放置すると、クマやタヌキなどが引き寄せられる可能性があります。
実際に、筆者はキャンプ中にサイト内に置いたゴミ袋をキツネに食いちぎられた経験もあります。
野生動物がゴミに引き寄せられる事を知ってはいたものの、たまたま油断で対策をしなかった時に限って襲撃されてしまいました…
それ以来、筆者はより厳重にゴミの野生動物対策をするようになりました。
こんな感じで、キャンプのゴミは放置すれば確実に野生動物から狙われるため、適切な管理が必要です。
キャンプのゴミを減らす工夫
キャンプで生まれるゴミ量を最小限に抑えることで、キャンプはより快適になります。
なぜなら、キャンプで出たごみは結果的にすべて自分たちで処理することになるからです。
キャンプのゴミを抑えれば抑えるほど、ゴミの量や生ごみの臭いなどに悩むウェイトを小さくできます。
例えば、以下のような方法はやればやっただけゴミの送料を減らすことに繋がります。
- 使い捨て食器ではなくリユース可能な食器やカトラリーを持参する
- 食材はスーパーなどで買ったままではなく、事前に適切な量に分けて包装する
ぜひ次のキャンプから試してみてください。
キャンプのゴミ箱事情を快適にするアイデア7選
キャンプを楽しむ上で避けて通れないのが、ゴミの管理です。
キャンプ場でのゴミ捨てをスマートかつ効率的に行うために役立つアイデアを7つ紹介します。
これらのアイデアを活用すれば、ゴミ処理がぐんと楽になり、肝心のキャンプに集中する時間が増えます。
- ゴミの分別の手間を減らすアイデア
- キャンプのゴミ箱の臭いを防ぐアイデア
- キャンプで出るゴミを減らすアイデア
- ゴミを風で飛ばさないアイデア
- 野生動物からゴミを守るアイデア
- ゴミを目立たせないアイデア
- ゴミ箱を楽に持ち運ぶアイデア
どれかひとつ実践するだけでも快適さが実感できるはずなので、ぜひこれらのアイデアをぜひご覧ください。
ゴミの分別の手間を減らすアイデア
キャンプで出たゴミの分別をラクにすることを考えてみましょう。
おすすめは、自分のキャンプサイト内である程度ゴミの分別を完結させることです。
この理由は明確で、ゴミは出た時点で分別しておくのが一番楽だからです。
一つのゴミ袋にぱんぱんに詰まったゴミを後から分別することを考えると、誰しもげんなりしますよね?
キャンプを目いっぱい楽しむためにも、大変な作業はできるだけ省きたいものです。
具体的手段として、ゴミの分別がしやすいように複数のゴミ袋を準備するようにしましょう。
事前にゴミ袋をカラーコードやラベルで分類しておくと、キャンプ時にすぐに適切な袋にゴミを捨てられます。
地域に寄りますが、キャンプで出る大半のゴミは可燃ごみで、缶やペットボトル、瓶などは資源ごみとして分別することが多いと思います。
最低限の分別として、可燃ごみ系と、それ以外の2つの分別だけでもしておけると、あとがかなり楽になります。
分別しましょうといわれると、面倒だと感じる人もいるかもしれません。
でも結局は、自分が持ち帰って家庭ごみとして捨てる場合には地域のルールに従った分別処理が必要になり、キャンプ場にゴミ処理してもらえる場合でもキャンプ場の分別ルールにしたがって捨てるしかありません。
キャンプ場によってはゴミ分別のルールを緩くしてくれる所もあるでしょうが、それはあくまでキャンプ場側の好意とサービス方針次第です。
結局どこかで自分が分別する可能性は出てくるので、最低限の分別手段は持っておきましょう。
ゴミの分別の手間を減らすことで、キャンプの時間をもっと楽しむことができますので、是非試してみてください。
キャンプのゴミ箱の臭いを防ぐアイデア
キャンプでキャンプ飯を作る場合には、どうしても生ごみが出てしまいます。
そうした食品系のゴミから出る臭いを防ぐことが、キャンプをもう一歩快適にします。
ゴミの臭いが強いと、キャンプ場で過ごしているときも、持ち帰る際にも不快な思いをしてしまうかもしれません。
キャンプのゴミ箱の臭いを防ぐには、密封できるゴミ袋の使用をおすすめします。
特に食品系のゴミを捨てる場合には、小さな物で構わないので専用の小分け袋があるとよいです。
野菜くずや肉や魚の汁が付着したようなゴミは、キッチン用ポリ袋などに入れてしっかり縛ってからメインのゴミ袋に捨てます。
これは、ゴミ箱の臭いを最小限に抑えるために最も簡単にできる方法です。
ゴミ袋の外側が破れてしまった場合にゴミ袋からゴミの液体が漏れ出す…なんてことを防ぐ安全策にもなります。
また、夏場など生ゴミの腐敗臭が気になってしまう場合には、
小さく密閉した生ゴミをクーラーボックスの中にしまっておくことで対策するのも一つの手です。
ぜひ一度試してみてください。
キャンプで出るゴミを減らすアイデア
キャンプで扱うゴミの量が減れば、おのずと快適になります。
キャンプで出るゴミを減らすためには、ゴミになるものを極力キャンプ場に持ち込まないのが一番です。
具体例として、以下が挙げられます。
- 食材は事前に調理や下処理をする
スーパーで買ったものをそのままキャンプ場で料理をする場合、どうしても野菜くずなどのゴミが出ます。
食材はあとは火を通すだけの状態にしてフリーザーバッグなどに入れて持っていけば、ゴミが激減します。 - 食材やキャンプ道具の包装材は家で事前に取り除く
肉や魚などの食材トレーや、初開封するキャンプ道具の包装などは可能なら家で取り除いておきましょう。
また簡易包装の商品を選ぶのもひとつの手段です。 - 使い捨てではなく、洗って再利用できる道具を選ぶ
使い捨て道具は使用後全てゴミになります。ゴミはかさばるので行きよりも帰りの方が荷物が増えてしまう原因にもなります。
食器などよく使う道具なら再利用できるものを使ってみて下さい。
ゴミを減らす工夫について「事前の準備が面倒だ」と感じる方もいるかもしれません。
でも一度だまされたと思ってぜひやってみてください。
キャンプ場でゴミを扱う時間が減るとキャンプの幸福度がめちゃくちゃ上がるのを実感できるはずです。
ゴミを風で飛ばさないアイデア
キャンプ場ではゴミが風で飛ばないよう対策が必要です。
ゴミが散らばってしまうと拾いあつめるのが大変です。
具体的な対策は次のことが可能です。
- 重りを使ってゴミ箱を固定する
ゴミ箱の底に水の入ったペットボトルを入れたりペグを打ち込んでゴミ箱を固定したりするほか、
元から重量のあるゴミ箱をつかうのも有効です。 - ゴミ箱やゴミ袋の口をしっかりと閉じる
ゴミが風に直接さらわれることを防げます。
ゴミの臭い対策にもなりますので口が閉じられるゴミ箱は優秀といえます。 - ゴミ袋を飛ばされないよう固定する
ゴミ袋をむき出しにしているとどうしても風に
洗濯バサミやピンチなどを使ってゴミ袋を固定しましょう
これらの方法を活用することで、ゴミが飛散するリスクは大幅に減少します。
ぜひ、これらの方法を試してみてください。
野生動物からゴミを守るアイデア
キャンプのゴミを野生動物から守るための工夫をしましょう。
シカやキツネなど野生動物の姿には癒されることもありますが、ゴミに引き寄せられる動物の中にはクマなどの危険な生物もいます。
そういった動物がいたずらできないように、自分がゴミから目を離す際には必ず動物の手の届かない場所に保管しましょう。
例えば以下のような簡単にアクセスできない場所がおすすめです。
- 車の中
- キャンプ道具を収納していた空きコンテナの中
- 頑丈な蓋つきのゴミ箱を使う
逆にしてはいけない事は、生ごみなどを地面に埋める事です。
地面に埋まった生ごみは分解されるから良いと思いがちですが、逆に臭いで動物を引き寄せる原因になってしまいます。
キャンプ場の営業妨害にもなりかねないので、必ずゴミとして処分するようにしましょう。
以上を踏まえ、野生動物からゴミを守るためには、適切なゴミ管理を意識するようにしましょう。
ゴミを目立たせないアイデア
キャンプでは、ゴミを目立たせないようにする工夫も重要です。
なぜならキャンプ中にゴミが目に映ってしまうと、せっかくの非日常感が壊れてしまうからです。
例えばひと目見てゴミだと分かるような袋が常に目の前にある状況を想像してみるとわかりやすいかもしれません。
自然の風景に囲まれて癒やされている中で、ふと自分の出したゴミ袋が目に入ってくると、急に日常に引き戻されるような感じにならないでしょうか?
具体的な対策としては、以下のようなゴミ箱を選ぶと良いでしょう。
- 自身のキャンプ道具の色合いと同系統のゴミ箱
森林や草原に馴染むアースカラーを選んだり
テントや小物がカラフルなら同系統の色合いを選んだりするのがおすすめです。 - ゴミ袋が外から見えないようになったゴミ箱
ゴミ袋がパッと見で見えないだけでも、かなり効果的です。 - 普段使うゴミ箱とは全く違う見た目のゴミ箱
キャンプ用品ブランドが出すゴミ箱をつかったり
普段ゴミ箱として使わないようなものをあえてゴミ箱にしたりすれば
いかにもなゴミ箱の雰囲気をなくすことができます
ゴミ箱の見た目なんか気にすることではないと思う方もいるかもしれません。
でも日常を連想させる物を排除するのは、高級志向のホテルや旅館など特別な日を楽しむ空間ではかなり重視されている手法です。
自分のキャンプサイトにおいても、ちょっとした工夫一つでお気に入りの特別空間になるならゴミ箱の見た目にこだわる価値はありそうではないでしょうか?
ゴミ箱を楽に持ち運ぶアイデア
キャンプで使うゴミ箱は、折りたたみ式で広げやすくしまいやすいものがいいでしょう。
ゴミ箱の持ち運びと出し入れはキャンプのたびに必ずすることになるので、少しでも使いやすいものを選ぶのがオススメです。
キャンプ向けの折りたたみ式ゴミ箱で特におすすめできるのがポップアップタイプです。
ポップアップ式はその名の通り自発的に立ち上がります。、
収納時は薄い円盤型をしているものが、固定を解くとバネ状のフレームが立ち上がり縦型ドラム形状になるのが特徴です。
ポップアップ式のゴミ箱はコンパクトさのわりに、拡げた時の容量が大きいものが多く、スペース効率は抜群です。
また展開時は固定を解けば勝手にバネで立ち上がり、収納時は上から押しつぶせばすぐに円盤形に戻るというワンアクションで出し入れができる点も忙しいキャンプの中のストレスを軽減してくれます。
ポップアップ式は色んなメーカーから出ているため、選択肢も多くてデザインも選びやすいです。
かさばらないという点でサブのゴミ箱として使う手もありますので、ずっと使えるという点で初めての購入にも比較的おすすめです。
他にも折り畳み式のゴミ箱はありますので、持ち運びやすさ、出し入れしやすさを考慮して気に入るものを探してみてください。
キャンプ用ゴミ箱のおすすめ紹介3選
キャンプで使いたいさまざまなタイプのゴミ箱をご紹介します。
タイプの違うゴミ箱の中からオススメを紹介しますので、お気に入りの一つを見つけてください。
これらの情報をもとに、最適なゴミ箱選びの参考にしてください。
VASTLAND ポップアップトラッシュボックス
VASTLANDのポップアップ式ゴミ箱はキャンプの使いやすさをとことん追求されたゴミ箱です。
ざっと紹介するだけでも、本記事で紹介したゴミ箱事情を知り尽くした特徴が詰まっています。
- 内部に複数のゴミ袋を設置できるので分別しやすい
- フタ付きで臭いが漏れにくく、ゴミも見えづらく、動物のいたずら防止ができる
- タープのポールや、ペグダウンによる固定が可能で風に飛ばされにくい
- アースカラーでキャンプ場になじむデザイン
- ポップアップ式で出し入れがラク、かつ持ち運びしやすい
一つ注意点は、雨の日などの使用時などは地面に直置きすると底面が汚れます。
気になる場合には、別途ゴミ箱下にレジャーシートを敷くなどの工夫が必要です。
若干の注意点もありますが、文句なしで使いやすいアイデアが詰まったゴミ箱といって良いでしょう。
サイズ展開もS,M,Lと充実していて、ゴミの出る量に応じて選べます。
もし本記事で紹介したゴミを出さない工夫を実践すれば、ソロ~デュオキャンを1泊程度なら一番小さいSサイズであっても十分使えるはずです。
ぜひ使ってみてください。
使いやすさが詰まったポップアップ式ゴミ箱!
BUNDOK(バンドック) ゴミ スタンド
BUNDOKのゴミスタンドはシンプルさを突き詰めたゴミ箱です。
ざっと特徴を紹介します。
- 上部についた8つのフックに複数のゴミ袋をぶら下げることで色々な分別ができる
- 折り畳み式で、展開と収納が一瞬で完了する
- 骨組みのワイヤと目隠しのカバーというシンプルな構造で軽い
- カバーは取り外し可能でゴミで汚れても洗える
- ふたはないが、ゴミ袋を取り付けたまま折りたたんで袋を閉じられる
このシンプルさが良くて、実は筆者もメインで使ってます。
筆者はこのゴミ箱に対して、可燃ごみ系の袋ひとつと、空き缶系の袋ひとつの2つをひっかけて使っていますが、
ソロ、デュオで一泊するには丁度良いサイズ感になります。
シンプルな判明、気を付けて使わなければならない点もあります。
- 軽くて風に煽られる
無風なら問題ないですが、風のある場所では重しがほしくなる - 頑丈なフタなどがないので野生動物や臭い防止には無力
生ごみはしっかり密閉してから入れる、
夜間はゴミ箱ごと車に仕舞うなどの工夫が必要 - 外側の目隠しカバーの布は若干チープな素材
安さなりの素材なので、高級感は期待しないように
単純な構造なので、カバーを自己流カスタムして作り直しても楽しい
以上、使い方に工夫すれば低価格ながら結構使いやすいゴミ箱です。
ぜひ使ってみてください。
シンプルだけど抑えるところは抑えたゴミ箱
DOD(ディーオーディー) ステルスエックス
DODのステルスエックスはゴミ箱っぽくない見た目が特徴のゴミ箱です。
特徴をまとめると、以下のようになります。
- 内側の6つのフックに複数のゴミ袋をかけて、多様なゴミ分別ができる
- 天板がついているため、テーブルや作業台として使える
- 天板が付くことによってゴミが目立ちにくく、サイトの雰囲気もよくなる
- 天板を使いながら横のスキマからゴミを入れることもできる
- サイズが大きすぎる場合には、ミニサイズも展開アリ
注意点は、収納袋がカバー部分とフレーム部分の2つに分かれているので、まとめて持ち運びたい場合にはさらに大きな収納が必要になります。
ゴミ箱の中ではかなりお値段は張る方ですが、カバーの記事は帆布、天板は木製(タン色のみ)と素材もそれなりのものを使ってしっかりしたつくりです。
ただのゴミ箱というよりはテーブル兼用ゴミ箱と見て導入すれば満足度はかなり高まると思います!
ぜひ使ってみてください!
通常サイズ!
背の低いミニサイズ!
まとめ
当記事では以下内容について解説しました。
本記事の内容をおさらい
キャンプをするなら、この記事を読むことで、快適で環境にも優しいゴミの管理方法を身につけることができるでしょう。
キャンプ時のゴミ問題について不安を感じている方は、ぜひこの内容を実践してみてくださいね!
以上お付き合いいただきありがとうございました。
キャンプで自分流の設営レイアウトを確立して初心者脱却したい人へ
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”【完全ガイド】実践的キャンプレイアウトやり方3STEP|すぐ使える配置例4選と6つの小技も紹介”にて解説しています。
これさえ読めば「キャンプのレイアウトをいじるのが楽しい!」と思ってもらえるように情報を集めた記事になります。
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