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【ソロキャンプ】一人用におすすめの安いテント18選|格安品のコスパを最大限高める極意も解説

こんな疑問をお持ちのあなたに

  • ソロキャンプを始めるためにテントがほしい
  • テントを自分で探してみたけど思いのほか高くて手が出しにくい
  • ソロキャンプに丁度いい1人用テントの安いおすすめが知りたい

キャンプ用品っていい値段しますよね。

特にテントは大きな出費になりがち。

筆者も初めて自分でテントを買うときはかなり奮発した気になった事を覚えています。

安く買えるテントって初心者が選択肢に入れてもいい物なんでしょうか?

結論、安価な一人用テントは初心者にも条件付きでおすすめできます。

この記事でわかること

  • 安い一人用テントを使うのに向いている人の考え方
  • 安いテントを選ぶ際のポイントや注意点
  • Amazonで購入できる約4000件の一人用テントからピックアップした18件のおすすめテント
  • 安いテントを使いこなすために必要なテクニック

一人用の安いテントを選ぶことは、残念ながら万人におすすめできる事ではありません。

でも選び方や使い方のコツを理解しておけば、誰でも使うことができるようになります。

この記事には一人用テントをキャンプに取り入れるために必要な知識を初心者の方にも分かるように詰め込みました。

ぜひ読んでみてください。

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一人用の安いテントの相場はいくらなのか

一人用の安いテントの相場は数1,000円~1万円前後です。

実際に筆者がAmazonのサイト上で購入できる1人用テントを一通り確認したところ、
下は2000円から上は10万円程度で、平均値は約2.4万円程度になります。

非常にピンキリな価格設定になっていることが分かりますが、
1万円前後でテントが手に入れられればかなりテント費用を抑えていると言えるでしょう。

安いテントの特徴と注意点

安いテントの特徴として、以下の点に留意する必要があります。

これらの特徴と注意点を踏まえて、安いテントを選ぶ際は慎重に検討することが重要です。

順番に解説します。

品質には限界がある

安いテントにはどうしても品質に限界があります。

安いテントは安くても利益を挙げるため、素材や製法において妥協が生じることがあります。

そのため、耐久性や防水性などの品質に関する面で、高価格帯のテントと比較して確実に見劣りします。

具体的には、安価な素材や縫製が使用されていることが多く、以下のリスクがあります。

  • 耐久性が低いため、長期間の使用や悪天候下で壊れやすい
  • 防水加工が甘く、雨漏りのリスクがある。
  • 生地の質がチープで、デザイン的にもなんだか高級品に見劣りする
  • 独特の臭いなどを持っている場合がある

以上を踏まえつつ、安い一人用テントを選ぶ際には、
品質に関する限界を認識し、自分の使用目的や予定される環境に適したテントを選ぶことが重要です。

確かに安い中でも企業努力で良いものに仕上がっているテントも中にはあります。
ただしそうした商品に毎回出会うことは難しいので、ある程度求める品質は低く見積もったほうがキャンプで嫌な思いをせずにすむでしょう。

品質が安定しない

安価なテントは、一般的に製造過程や素材の品質管理を厳重にすることができないので、同じ商品であっても品質にばらつきが生じやすいです。

具体的には、同じメーカー、同じ型番のテントでも、縫製の仕上がりや生地の質感に差異が生じることがあります。

実際にネット通販でも安いテントの購入者レビューを見ると同じ商品なのに極端に評価が分かれていることがありますよね。

これにより、購入したテントが思ったような性能を発揮しない場合や、耐久性や耐水性が不安定である可能性があります。

品質が安定しないというリスクを考慮しつつ、
安価な一人用テントを選ぶ際には、実物を確認することやレビューや口コミを参考にすることが重要です。

必要に応じて、購入後に返品などの手間が生じうることは頭の片隅に置いておくとよいでしょう。

信頼性に欠ける

安いテントを選ぶ際に一つのハードルとなるのが、安いテントを作っているブランドの信頼性が計りづらいということです

安価なテントをネット通販で調べてみると全く聞いたことのないブランド名のテントをよく見かけます。

同じ商品のように見えても取り扱いメーカが違う別商品があちこちで売られていたりもします。

こうしたブランド知名度が低いキャンプ用品は、次のような可能性があります

  • 製品の品質管理が甘く不良品をつかまされる
  • 不良品をつかんでしまった後のアフターサポートも不安定になる

このような安価なキャンプ用品を扱うメーカはほとんどが立ち上がっては消えゆく傾向にあります。

製品に問題が生じた際、修理や交換に関するサポートが得られない可能性があり、万が一のトラブルに対処する手段が限られてしまうかもしれません。

以上の理由から、安いテントを選ぶ際には、ブランドの信頼性にも注意を払う必要があります。
信頼性の高いブランドの製品を選ぶことで、製品の品質やアフターサポートにおけるリスクを最小限に抑えることができます。

安い一人用テントが使われる3つの理由

安いテントを使うと、心配なのがそのデメリット。

でもデメリットが許容できるなら、安い出費でテントを購入できることは逆にラッキーといえます。

筆者は安い一人用テントを使うことがありますが、そこには使っても問題ないと思える次のような理由があります。

同じような考えを持てる方は、安い1人用テントを使うのに向いていると言えるでしょう。

一つずつ解説します。

テントは品質が悪い安物でも何とかなる

安いテントを選んで万が一品質の良くないものをつかんでしまったとしても、実は何とかなります。

なぜならテントに必要な最低限の機能を理解していれば、足りない部分は設営の工夫で十分カバーできるからです。

実際に筆者は安物のテントを使うことがありますが、テントにお金をかけなくてもキャンプの満足度は一定量保ています

当然お金をかけた高級なテントにはデザイン・機能・耐久性といった点でそれだけの付加価値があります。

筆者も予算の縛りがなければ思わず買ってしまうであろう高級テントは世の中に数多くあります。

でも、テントが安物だからといってキャンプが成立しなくなるかというと、そうではありません。

キャンプ場でテントで宿泊するために求められるテントのスペックは、実は安物でも達成できるんです。

もしこれからキャンプを始める人であれば、テントの予算は削ってその他のキャンプ用品にお金をかけたほうがキャンプの快適さに対するコスパは良くなる可能性があります。

安物でも良いものはある。粗悪品でもカバーする手段はある。

自分一人が使うものなので自分さえ使えれば問題ない

ソロキャンプでは自分さえ納得できればテントはどんなものを使っても問題ありません。

自分一人しか使わないので、自分にとって使えるテントでさえあれば安物でもなんでも関係ないですよね。

もし粗悪品に当たってしまったとしても、自分の工夫やスキルで何とかすることもできます。

ある意味安物を使うことを否定する人は自分以外どこにも居ないので、気兼ねなく安いテントを使えます。

逆に言えば、2人以上でキャンプをする場合にはテント選びはより難しくなるでしょう。

なぜなら一緒にキャンプする人数が増えれば増えるほど、キャンプに対する理解や求める快適さが人により変わってくるからです。

そうなると、参加してくれる人が納得してくれるだけの機能が備わったテントが必要になります。

安いソロ用テントはある種自己満足の世界です。
自分以外の他人を泊められる環境になっているかは一瞬立ち止まって考えた方がいいでしょう。

1人なら、気楽に安いものを使いやすいです。
2人以上なら、ブランドや道具の力も借りてキャンプした方が気が楽です。

創意工夫で快適さを追求する楽しみ方が生まれる

安いテントでも創意工夫次第で快適さを楽しむことができます。

安価なテントの至らない点は、自分なりの工夫やアレンジを加えることで十分カバー可能です。

例えば雨漏りしやすいテントなら、その上に屋根となるタープを張ったり地面からの浸水を防ぐためのグランドシートを下に敷いたりと、対策の仕方はあります。

安いテントに満足できるかは自分のアイデアとスキル次第です。

日常生活でも家具の配置換えなどで生活が快適になった経験があると思います。
それと同じ考え方ができればきっとキャンプの工夫も楽しめます。

お金をかけなくても、創意工夫によって快適さを追求する楽しみ方を見つけることができれば、テント選びもさらに楽しくなるでしょう。

お金をかけて高品質なアイテムを手に入れるのもすごく楽しいことですが、
道具に執着しない事もキャンプ上達の近道かもしれません。

ムーミンに出てくる旅人スナフキンも次のように言ってます。

それはいいテントだが、ものに執着せぬようにしなきゃな。

(ムーミン谷の彗星より)

道具にこだわらないスナフキン感はだれしも憧れる部分があるのではないでしょうか!

安い一人用テントを選ぶポイント5選

ソロ用テントを選ぶ際には見るべきポイントがあります。

ひとつひとつ確認していきましょう。

その1:テント構造

テントの構造は、自分の気に入る形状のものを選べば基本的には問題ありません。

ただし構造によって快適さに影響する部分があることも事実なので、その点は押さえておきましょう。

適切なテント構造を選ぶことで、荷物や靴の置き場所を確保したり、室内の有効スペースを最大限に活用することが可能となります。

次の3つのポイントを解説しておきます。テント構造の特徴を抑えつつ、自分の気に入るものを選べるようにしましょう。

前室の有無

テントには、前室と呼ばれる空間がついたものがあります。

前室はテントのメインの部屋の前にできる空間のことを言い、家の中でいえば土間に当たります。

テントの前室は、荷物や靴を置くためのスペースとして重要です。

前室があれば、室内のスペースを有効活用できるだけでなく、雨や泥などの汚れを室内に持ち込むことを防ぐことができます。

テントの側壁の傾き

壁の傾きが急なテントは、室内のデッドスペースが多くなり、有効なスペースが制限されてしまいます。

特にワンポールテントなどはデッドスペースができやすいテントの一つであり、空間の有効利用には工夫がいります。

逆にドームテントなど適度な傾斜を持つテントを選ぶことで、室内のスペースを直観的に有効活用することができます。

ワンポールテントのポール

ワンポールテントを選ぶ際には、ポールの存在にも注意が必要です。

一般的にワンポールテントのポールはテントの中心に来るため、テントど真ん中の広いスペースをそのまま使うことはできません。

ワンポールテント内に配置するマットや室内机などがポールと干渉しないかどうかを常に意識しておく必要があります。

その2:床面積

テントの床部分の広さは就寝時の快適さを追求するために目安を知っておきましょう。

1人用であれば、床面積は200㎝×100㎝程度が丁度いいサイズ感だと言えます。

成人男性が就寝時に必要なスペースは200x60㎝程度であり、それより若干余裕を持っておくことでテント内の残りのスペースに荷物を置くこともできるからです。

自分の使う予定のマットレスやコット、テント内に置きたい荷物のサイズ感をイメージして必要十分なサイズの床面積を選びましょう。

その3:携帯性(重量・収納サイズ)

携帯性は、一人用テントを選ぶ際にとても重要なポイントです。

特にソロキャンプでは、テントを持ち歩くことが多いため、コンパクトで軽量なテントを選ぶことが快適なキャンプを楽しむ上で必須と言えます。

携帯性の良いテントを選ぶ理由はいくつかあります。まず、キャンプ場までのアクセスが難しい場所に行く際に、荷物が軽量でコンパクトなテントは携帯性が高いため、持ち運びが容易です。

携帯性の高いテントを選ぶ際には、以下のポイントに注意すると良いでしょう。

  • 折りたたんだ時のサイズ:
    円筒形のものが多く、ソロ用であれば1リットルの牛乳パック4~5本分程度のサイズ感となります。
    車のトランクやバックパックなど、テントを持ち運ぶための収納スペースに入るサイズになっているかを最低限確認しましょう。
  •  重量:
    携帯性が良いテントは軽量であることが多いです。持ち運びの負担を軽減するために、重量にも注目して選んでください。
    一人用テントであれば重さは1~2kgが標準的で、1kgを切ればかなり軽いと言えます。

その4:ウォール数

ウォール数とは、テントの壁(ウォール)がいくつあるかを表します。

ウォール数はシングル(1枚)かダブル(2枚)が一般的です。

ウォール数がダブルのテントには外気と室内の間に空気の層が生まれるため、テント内の極端な冷え込みや結露を防ぎやすくなります。

一方で、ウォール数が多いテントは収納サイズが大きくなり、設営に手間がかかる場合もあります。

ウォール数がシングルのテントは簡易な設営が可能であり、設営の単純さや時短を求める人にはピッタリです。

その5:耐水性

耐水性はテントを選ぶ際に必ずついて回る指標です。

耐水性の高いものを選んでおけば、雨天時でも安心して過ごせるようになります。

耐水性の㎜はそのまま耐水性を発揮できる水量だと考えて問題ありません。

1500~3000㎜程度の耐水性がテントのフライシート(外郭部分)としては一般的です。

耐水性の単位である㎜は特定の条件下でテント生地に水がしみ込む際の指標であり、
生地の上に所定面積の筒を置いたとして、その中に何㎜の高さまで水が入った時に水がしみ込むかをあらわします。

ただしソロ用テントで価格を抑えたい場合にはそれほど耐水性にこだわらずとも問題ありません。

なぜなら安価なテントはどうしても縫い目やファスナー部分などの防水加工が甘くなってしまうため、
生地の耐水性を確保したとしてもある程度水が入り込むのは仕方ないためです。

安いテントで単体の耐水性が優れたものを探すよりも、他の水濡れ対策などを併用したほうが簡単かつ効果的といえるでしょう。

実際筆者は防水性の低いテントを使ってキャンプすることもありますが、
その際はタープやグランドシートなどテントに対する浸水を防止する別の手段を併用することでテントの防水性をカバーしています。

これまでの経験上、そのやり方を使ったうえで耐水性に対する不都合を感じたことはありません。

ポイントを押さえたらさっそくテントを見てみよう

安価なソロ用テントの選び方が分かったら、ぜひご自身で掘り出しものを探ってみてください。

Amazonで一人用テントを探してみる

この記事を書くにあたって、筆者も実際に自分が使うつもりでAmazonで一人用テントを探してみました。

安いテントの中から、価格、広さやコンパクトさといった特徴を抑えながら整理して、これは買ってもいいかも!と思えたものをピックアップしています。

ソロキャンに使える安いテントをサクッと知りたい人は引き続き読み進めてくださいね。

一人用におすすめの安いテント10選|テント単独運用可能

一人用におすすめできる安いテントについてご紹介します。

Amazon上で約4000件にわたる検索結果から、一人用として使えるテントを30件まで筆者が絞り込みました。

今回はその中からタープなどを別に設営することなくテント単独で使える10個のテントについて説明します。

ドームテント|Underwood Aggregator

出典元:Amazon

Underwood Aggregatorのドームテントはソロとして必要最低限の大きさを確保したコンパクトテントです。

最大の特徴は冬季にも使えるように配慮されたテント構造を備えている点です。

  • インナーテントがメッシュではなくポリエステル生地になっており、テント内を暖かくキープする。
  • スノーフラップ(裾)がついており、雪や雨が内側に入り込むことを防ぐ。
  • フライシートの耐水性が5000㎜とかなり高水準で、浸水にもつよい。

テント室内はスペースを削っているため、持ち込む就寝マットレスのサイズや荷物量には注意が必要です。

コンパクトかつ、冬季まで使えるドームテントを探しているならこのテントがピッタリでしょう。

テント構造ドーム
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:220cm × 幅:81cm 床面積:1.782 ㎡
収納サイズ長さ:38cm × 幅:13cm × 高さ:13cm サイズ:5044 c㎥
重量1800g
ウォール数ダブル
耐水性5000mm

ドームテント|BISINNA

出典元:Amazon

BISINNAのドームテントはややゆったり目の室内空間が取れる高コスパテントです。

ダブルウォールかつ大人2人が寝られる空間を備えたテントの中では値段は超破格です。

そこそこ広くて安いものがほしい人はこれ一択。

テント構造ドーム
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:210cm × 幅:140cm 床面積:2.94 ㎡
収納サイズ長さ:45cm × 幅:15cm × 高さ:15cm サイズ:7952 c㎥
重量2170g
ウォール数ダブル
耐水性2000mm

ドームテント|waku fimac

出典元:Amazon

waku fimacのドームテントはとにかく破格。

今回紹介するドームテントの中ではダントツの安さを誇ります。

かなり安い割に、ダブルウォールでテント室内は大人2人がギリギリ寝られる広さ、耐水性も2000㎜と一般的なドームテントのスペックを持ったコスパ品です。

3000円台のドームテントに惹かれればぜひ試してほしい。

テント構造ドーム
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:200cm × 幅:130cm 床面積:2.6 ㎡
収納サイズ長さ:50cm × 幅:15cm × 高さ:15cm サイズ:8836 c㎥
重量2800g
ウォール数ダブル
耐水性2000mm

ドームテント|ヴァストランド(VASTLAND)

出典元:Amazon

VASTLANDのドームテントは大きな前室が特徴。

床面積はまずまずで大人一人で寝る場合にはかなり余裕があるスペース。

さらに前室部分が大きく張り出しているため、ソロキャンプ用の机やイス、収納ボックスなどを置くスペースにしたり、雨天時の避難場所とすることもできる。

ただし収納サイズが大きめで、重量も4.2kgと重めの部類。

車を利用できる人や前室の広さを魅力に思う人にはおすすめできる。

テント構造ドーム
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:210cm × 幅:120cm 床面積:2.52 ㎡
収納サイズ長さ:59cm × 幅:15cm × 高さ:15cm サイズ:10426 c㎥
重量4200g
ウォール数ダブル
耐水性2000mm

ドームテント|Coleman(コールマン)

出典元:Amazon

Colemanのインスタントアップドームテントは簡易設営機能が付いた超お手軽設営テント。

  • インナーテントを広げる
  • 立ち上げる
  • フライをかぶせる

の3ステップで完成できるのは魅力的。

ただし簡易設営のための骨組みなどを含むためテント収納時はかさばり、重量はかなり重めの5.1kg

購入時は簡便さと持ち運びのトレードオフを考えましょう。

テント構造ドーム
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:210cm × 幅:90cm 床面積:1.89 ㎡
収納サイズ長さ:65cm × 幅:17cm × 高さ:17cm サイズ:14754 c㎥
重量5100g
ウォール数ダブル
耐水性1500mm

パップテント|FUNDANGO

出典元:Amazon

FUNDANGOのパップテントはコンパクトになる持ち運び性が特徴的です。

  • 4リットルに満たない収納サイズと軽量さが魅力。
  • テント室内の面積は1人用としては十分で荷物も置ける。
  • 耐水性も3000㎜と雨天時には心強いスペック。

魅力が多いテントですがいくつか注意点があります。

  • ポールが付属していないため、自身で準備する必要がある
  • シングルウォールのため、単独運用時にテント内の結露にはある程度覚悟が必要

1万円を切るコンパクトなパップテント。
パップの形状が気に入れば十分買う価値はありそうです。

テント構造パップテント
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:210cm × 幅:125cm 床面積:2.625 ㎡
収納サイズ長さ:31cm × 幅:12cm × 高さ:12cm サイズ:3506 c㎥
重量1500g
ウォール数シングル
耐水性3000mm

パップテント|FIELDOOR

出典元:Amazon

FIELDOORのパップテントは拡張性が高くパップテント入門にはうってつけのテントです。

基本のテント部分が価格が5000円を下回る値段で購入でき、
居住性をもう少し重視するなら各種ポールや追加の幕体などを追加した拡張版がプラス一万円程度で購入できます。

出典元:Amazon

拡張版は幕体を跳ね上げるポールやその側面を被うサイドウォールなどを追加でき、それにより大きく張り出した快適な前室を作ることができる。

基本仕様でもペグやポールなど基本的な付属品もついていてのお値段なのでかなりお得ですが、以下の欠点もあります。

かなり収納サイズがかさばり、重量もあるので徒歩キャンパーにはおすすめできません。

テントのつなぎ目部からの雨漏りの口コミなどもあり防水性もあまり期待しないほうが良く、雨の日は別のテントを使った方が良いでしょう。

気になるところはあれど、パップテントらしい形状とその拡張性の高さから使っていて楽しいテントになることは間違いナシです!

テント構造パップテント
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:200cm × 幅:105cm 床面積:2.1 ㎡
収納サイズ長さ:73cm × 幅:20cm × 高さ:20cm サイズ:22934 c㎥
重量5600g
ウォール数ダブル
耐水性1500mm

ビビィテント|ROWCES

出典元:Amazon

ROWCESのビビィテントは使用時と持ち運びのコンパクトさを突き詰めたテントです。

ビビィテントは人が寝転がるだけのスペースを作るテントですが、最大の魅力は持ち運び性が極端に良いという点でしょう。

1㎏の重量と4リットル程度のサイズ感はテントとしては究極に小さいといえます。

ただし出入りの際に側面を大きく開けて入らなけばいけないので、雨天時の出入りなどは単独利用の場合にはやや神経を使うかもしれません。

テント構造ビビィ
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:230cm × 幅:76cm 床面積:1.748 ㎡
収納サイズ長さ:36cm × 幅:12cm × 高さ:12cm サイズ:4072 c㎥
重量1000g
ウォール数シングル
耐水性3000mm

ビビィテント|Duangu

出典元:Amazon

Duanguのビビィテントはドームテントにやや似た形状が特徴。

ビビィテントであるため人が寝転がる程度の空間となっているが、床面積は広めで荷物もある程度収納可能。

テント構造ビビィ
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:240cm × 幅:100cm 床面積:2.4 ㎡
収納サイズ長さ:35cm × 幅:13cm × 高さ:13cm サイズ:4646 c㎥
重量1300g
ウォール数ダブル
耐水性2000mm

ワンポールテント|FIELDOOR(フィールドア)

出典元:Amazon

FIELDOORのワンポールテントはTC生地が目玉のワンポールテント。

TC生地はコットンと化学繊維の混紡生地で、焚き火の火の粉などですぐ穴が開いてしまう化繊生地のテントよりも丈夫になります。

またテントの外郭の前半分が前室、後ろ半分がインナーテントという区分けになっており、
リビングスペースと寝室が一括で設営できる点も魅力です。

おまけとして安価帯のテントには珍しくグランドシートが付属しているため、わざわざ合うものを探す手間が省けます。

TC生地を使っているため、デメリットとして重量が重くなり、耐水性は低くなります。

TC生地の耐水性は低いため、強雨の場合は使用を考えたほうが良いかもしれません。

テント構造ワンポール
素材TC
インナー床面積長さ:220cm × 幅:110cm 床面積:2.42 ㎡
収納サイズ長さ:38cm × 幅:16cm × 高さ:16cm サイズ:7640 c㎥
重量4000g
ウォール数ダブル
耐水性428mm

ワンポールテント|AND MYSELF

出典元:Amazon

ANDMYSELFのワンポールテントはコスパ重視のテントです。

FIELDOORのワンポールと同じく前室を備えており、ポリエステル生地のフライシートは3000mmの十分な耐水性を備えています。

地味に嬉しいのが、付属ペグが丈夫なスチール素材であることです。
一般的にテントに付属してくるアルミ製のピンペグなどは硬い地面に打ち込むと曲がってダメになってしまうこともありますが、このペグであればその心配もいらないでしょう。

テント構造ワンポール
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:216cm × 幅:95cm 床面積:2.052 ㎡
収納サイズ長さ:56cm × 幅:13cm × 高さ:12cm サイズ:7433 c㎥
重量4160g
ウォール数ダブル
耐水性3000mm

一人用におすすめの安いインナーテント7選 タープ併用を推奨

一人用の安価なテントを探していると、”インナーテント”や”カンガルーテント”という名前のものや、全体メッシュ張りの蚊帳タイプのものに出会うことがあります。

こうしたインナーテント類は単独で使うものではなく、タープやシェルターなどを別で張り、その下で使うものになります。

またテントとして売られるものであっても、耐水性や耐久度などで不安があるものはインナーテントとして割り切って使うことで安心感を持って使うこともできます。

これらも数千円から1万円以下で購入ができるものが多く、安さの面でおすすめできます。

併用するためのタープやシェルターを既に持っている人はもちろんの事、別で安価なタープを買い揃えることで汎用性の高いキャンプスタイルを手に入れられることも魅力です。

本記事では簡単でどんなソロテントにも使いやすいタープの張り方を紹介していますので、合わせて見てみてくだい。

それではAmazonの4000以上ある一人用テントの中から厳選した7つのインナーテントを順にご紹介します。

ワンポール蚊帳|ONETIGRIS

出典元:Amazon

ONETIGRISのモスキートネット(蚊帳)は夏場の就寝時におすすめです。

ワンポールタイプのため、テントを立ち上げるためにポール一本で設営できるのもありがたい。

ワンポールタイプのシェルターがあればポールを共通にして張ることもできます。

出典元:Amazon

ただしポールは別で準備する必要があります。

テント内の広さは大人一人が寝ると埋まってしまうため、たくさんの荷物をテント内に置きたい場合は注意が必要です。

テント構造ワンポール
素材ナイロン
インナー床面積長さ:200cm × 幅:85cm 床面積:1.7 ㎡
収納サイズ長さ:28cm × 幅:14cm × 高さ:14cm サイズ:4310 c㎥
重量680g
ウォール数メッシュ
耐水性なし

Aフレーム型蚊帳|FLYFLYGO

出典元:Amazon

FLYFLYGOのモスキートネット(蚊帳)は高コスパな点が特徴です。

内側の広さも十分で、一人ならかなりゆったり寝られ、大人二人でも寝られます。

実は筆者が実際に使っているものの一つであり、夏場のキャンプには結構活躍しています。

蚊帳の二つの頂点をポールで支えて立てる形がオーソドックスですが、幕体が軽いためロープなどを活用して高い構造物から吊り下げるだけでも張ることができるので汎用性が高めです。

テント構造Aフレーム
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:200cm × 幅:125cm 床面積:2.5 ㎡
収納サイズ長さ:27cm × 幅:15cm × 高さ:15cm サイズ:4771 c㎥
重量890g
ウォール数メッシュ
耐水性なし

ドームテント|Sutekus

SutekusのドームテントはAmazonで最も安いテントです。

このブランド名以外にも数多くのブランドが類似品をこぞって出品しており、やすいテントを探せば必ず目につくタイプになります。

そのスペックを見ていくと、床面積も十分あって大人一人がゆったり寝られるテントになっています。

シングルウォールかつ耐水性は未知数なので、テント単品での使用は避けつつタープと一緒に張ることで十分に安心感を持って使えるでしょう。

安さはダントツかつ軽量小型なので、品質に期待しすぎず割り切って使えばかなりの良テントといえます。

テント構造ドーム
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:200cm × 幅:100cm 床面積:2 ㎡
収納サイズ長さ:40cm × 幅:10cm × 高さ:10cm サイズ:3142 c㎥
重量920g
ウォール数シングル
耐水性不明

自立式カンガルーテント|テンマクデザイン

出典元:Amazon

テンマクデザインのカンガルーテントは自立するドーム型テントです。

シングルウォールタイプと、全体がメッシュ張りの2タイプが選べるため、
夏はメッシュ張りで通気性をよくして涼しく、冬はシングルウォールタイプで暖かい空気を逃さずテント泊ができます。

テント内の空間が幅70cmと大人一人分が寝られる程度のスペースであるので、荷物の保管場所は別で準備するのが無難でしょう。

その分収納時は小型かつ軽めなので、持ち運びのストレスは少ない。

テント構造ドーム
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:210cm × 幅:70cm 床面積:1.47 ㎡
収納サイズ長さ:51cm × 幅:11cm × 高さ:11cm サイズ:4847 c㎥
重量1280g
ウォール数シングル or メッシュ
耐水性1200(シングル)

自立式カンガルーテント|FIELDOOR(フィールドア)

出典元:Amazon

FIELDOORのカンガルーテントは自立式のドーム型テントです。

先に紹介したテンマクデザインのカンガルーテントと比較して室内スペースが広めであり、
大人一人とリュックサックなどの荷物を保管するのにちょうどよいサイズ感。

ウォールのタイプがシングルタイプとメッシュ張りタイプで選べるため季節に応じて選びたい。

テント構造ドーム
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:210cm × 幅:105cm 床面積:2.205 ㎡
収納サイズ長さ:40cm × 幅:14cm × 高さ:14cm サイズ:6158 c㎥
重量1600g
ウォール数シングル or メッシュ
耐水性不明

自立式カンガルーテント|GOGlamping

出典元:Amazon

GOGlampingのカンガルーテントは自立式のドーム型テントです。

幕体にTC素材を使っていることが特徴であり、テントの見た目的にも高級感がありますね。

TC素材は火の粉にも強いためそばで焚き火をする分にも幾分安心です。

天窓がついているため、晴天時に空を眺めることもできる遊び心もあります。

今回紹介するインナーテントの中ではかなり高級な部類に入りますが、その分の付加価値は十分あるテントです。

テント構造ドーム
素材TC
インナー床面積長さ:210cm × 幅:90cm 床面積:1.89 ㎡
収納サイズ長さ:52cm × 幅:16cm × 高さ:17cm サイズ:10455 c㎥
重量2800g
ウォール数シングル
耐水性不明

自立式モスキートネット|Gfoxmall

出典元:Amazon

Gfoxmallのモスキートネットは自立型で設営の手軽さが段違いです。

袋から出して広げればすぐ使え、収納時も同様にたたみやすく、所要時間は30秒程度あれば十分です。

室内空間は大人一人が寝るのにちょうどのサイズ感となっています。

収納時の形状は他のテントと異なり直径65cmの円盤型になるため、収納イメージには注意が必要ですね。

また地面への固定ができないため、強風にさらされて飛ばされないようにしたいですね。

テント構造トンネル型
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:220cm × 幅:75cm 床面積:1.65 ㎡
収納サイズ長さ:65cm × 幅:65cm × 高さ:3cm サイズ:12675 c㎥
重量950g
ウォール数メッシュ
耐水性なし

簡単3ステップ:15年経験者が考える安いテントを安心して使う極意

これまで1万円前後のおすすめテントや安価なテントを使う際の注意点を紹介してきました。

安いテントでも十分キャンプができることは理解いただけたかと思いますが、

いざ自分が使うとなると耐久性や防水面で不安が拭いきれない人もいるかと思います。

筆者もそういったタイプで、安価なテントに対する過信はせずに、何かしらの工夫をこらして使うようにしています。

ここからはそんな筆者が安いテントを安心して使うために実践している簡単な設営方法をご紹介します。

ちょっと手間はかかりますが、道具も特別なものは必要ないためやり方さえ覚えてしまえば色んなシーンに応用が効くようになります。

テントがワケありだったとしても快適なキャンプをするための裏技を3ステップで紹介しますので、
ぜひ身につけて頂いて道具選びのストレスから脱却しましょう!

ステップ0:リッジライン設営の事前知識を身に着ける

肝になるのは、リッジラインとよばれるロープを空中に渡す技術を身につけることです。

リッジラインは、ある程度の高さに水平に張られたロープのことを言います。

リッジラインを使うことで、次のようなメリットが得られます。

  • タープを後から自由に着けたり外したりできる
  • ポールが必要なテントでもポールを使わず設営できる
  • ちょっとした小物をぶら下げ収納できる

例えばこのリッジラインの下にテントを設営しておけば、

  • 雨天時や就寝時はタープをおろしてテントを守る
  • 昼間の活動中にはタープを跳ね上げたり開いたりして開放感を高める

といった臨機応変なスタイル調整ができるようになります。

リッジライン設営を覚えることで、
安価なテントの耐久性や耐水性などの信頼性が低い部分を手軽にタープでカバーできるようになるので、
キャンプスタイルの幅が一気に広がります。

ステップ1:リッジラインを張る

リッジラインを張るには木や車などの構造物の間に渡す方法と、ポールを使って張る方法があります。

ここでは順を追って両方紹介します。

準備:メインロープを準備する

リッジラインを張るためにはとにもかくにも丈夫なロープが必要です。

ロープには大きな張力をかけてピンと張ることになるので、太めのパラコードを準備しましょう。

おすすめは直径4㎜のパラコードです。

おすすめロープ

4㎜のロープはリッジラインを張るために十分な強靭性を持っています。

また程よい太さでロープの結びや解きなどがやりやすく、太すぎないので荷物にもなりにくいというバランスのいい太さです。

張り方1:構造物の間にロープを張る

構造物の間に渡す場合には、ロープ一本とロープの結び方だけ覚えておけば設営可能で、設営時間も短縮できます。

2つの動かない構造物の間にピンとロープを張るためには、
片方を巻き結びなどの結び目が動かない結び方で結び、
もう片方をトラッカーズヒッチなどのロープを強く引っ張って固定することができる結び方で結びます。

ここでは例として、巻き結びとトラッカーズヒッチを紹介します。

巻き結び

巻き結びはロープを何かに巻きつけて強く固定する場合に便利な結び方です。

手順は次の通りです。

  1. 木など動かないものにぐるぐるとロープを巻きつける
  2. 2~3周のあと巻き終わりを直前に巻いたロープの下に通す
  3. ロープの元となる側に止め結びをして完成

                                      

トラッカーズヒッチ

トラッカーズヒッチはロープに滑車構造を作る結び方で、結ぶ際に引っ張る力の数倍の張力でピンとロープを張ることができる。

手順は次の通り。

  • ロープの元となる側を2回ねじってわっかを作る
  • ロープの先側を手繰ってわっかに通してもう一つわっかを作る
  • ロープの先を木に回してから作ったわっかに通す
  • 木に向かって思い切り引く(この時滑車の力で倍の力でロープが張る)
  • ロープを引いたまま木にもう一度回し、木に接している部分からぐるぐるとロープの元側に巻きつける
  • 巻き終わりは止め結びで留める

木にロープを巻く場合には必要に応じて樹皮を保護するための布などを巻きましょう。

張り方2:ポールを使ってロープを張る

ポールを使って張る場合には、ロープ一本に対してポール2本とペグ+ロープのセット4本を用意すれば設営可能です。

構造物の間に渡すよりも準備するものが多く設営時間も伸びますが、場所を選ばないので応用が効きやすい万能な方法です。

やり方のポイントは以下で、

  • ロープがピンと張れる位置にポールを設置する
  • ポール先端にメインロープを遠し、その上からペグダウン用のロープを通す。
  • メインロープとは反対側にポールを引っ張る形で2か所ペグダウンする。
  • 同様に反対側のポールも2か所ペグダウンする。

1人で設営する場合にはこのようにメインロープとポールを仮配置して先にペグを打ち込んでおくとスムーズに設営できます。

ポールの選び方

ポールの強度はそれなりに高いものを選びましょう。

ポールが華奢すぎると、リッジラインを張ってからタープやテントなど色々なものをぶら下げていくうちにポールが破損してしまう可能性があります。

目安ですが、ソロ用のタープやモスキートネットなどの軽いテント類をリッジラインにぶら下げる程度なら、φ16㎜の細めのポールで問題ありません。

もしリッジラインに使うタープにポールが付属しているようなら、基本的にそのポールを使えば問題はありません。

おすすめポール

出典元:Amazon

FIELDOOR製の直径16㎜のジュラルミンポール
筆者もリッジライン張りをする際に利用しており、かさばらず、そこそこ丈夫なので重宝している。

ペグは信頼性の高いものを使って頑丈に固定する

安価なテントとリッジライン設営を合わせる場合にはペグは頑丈なものを使うことをおすすめします。

ペグが貧弱で地面に突き立てられない場合、最悪テントが立たないアクシデントにつながってしまうかもしれません。

たとえばテントに良く付属しているアルミ系のピンペグよりスチール系の鍛造ペグを選んでおくのがおすすめです。

ペグにお金をかけるのがもったいないと感じられるかもしれませんが、
実際キャンプをするならどんなスタイルでも必ずペグは必要になります。

その際頑丈な鍛造ペグを買っておけば必ず活用できて無駄にはならないため、
お財布が許す限りペグにお金をかけておいて損をすることはないでしょう。

おすすめ鍛造ペグ

出典元:Amazon

エリッゼステークは鍛造ペグの中でも信頼性とコスパに優れた名作です。

筆者も使い倒しており、20本以上のエリッゼステークを持っていますが毎回のキャンプで大活躍しています。

リッジラインを張るのに4本、タープを張るのに最低4本で8本セットを一つ。

ソロテントの設営に使うならさらに追加で8本あると良いでしょう。

安価なゴム製のハンマーなどは固い地面にペグを打ち込むことができない可能性があります。

鍛造ペグを使う場合は丈夫でヘッドが重い金属系ハンマーを使うことで素早くペグを打ち込めてストレスフリーになります。

以下のハンマーはコスパも高く耐久性も十分なので、おすすめです。

ステップ2:リッジラインを使ってタープを張る

リッジラインが設営できたら、次はタープを取り付けていきます。

俗称として過保護張りという言われ方もしますが、
テント上にタープをかぶせることでさまざまな天候からテントをタープで守ることができます。

リッジラインへのタープの取り付けは次の手順で行います。

  • リッジライン上にプルージックという結び目を作る
  • タープをロープの上にかぶせる
  • 小枝などを使い、トグルフリクションでタープをプルージックに固定する
  • プルージックを動かしてリッジライン上にタープを張る
  • タープをペグダウンして完成

専門用語が急にたくさん出てきましたが、次で解説していきますね。

ロープの結び方

ロープと木で簡単にリッジラインにタープを固定できる
プルージック

プルージックはリッジラインに別のロープを固定する結び方で、
結び目を持てば簡単に移動でき、先っぽを引っ張ると動かなくなるという機能を持ちます。

結び方は下記で

  • 細めのロープを輪にする
  • 輪の形のままメインロープに巻きつける
  • 巻きつけて元の輪に通すを2回程度繰り返す
  • 最後に巻きつけた先を引っ張って完成
  • プルージックを動かす際は結んだ根本を抑えて動かす
  • 先を引っ張ればその場に固定される

プルージックを作る場合は結びつけるメインロープよりも細いロープを使うことがおすすめです。

細めのロープはメインロープに良く食い込むため、固定がより頑丈になります。

4mmのパラコードをメインとしている場合におすすめなのは、2㎜のパラコードです。

トグルフリクション

枝などを使って大きい輪と小さい輪を固定するテクニックです。

枝の付け外しによってロープを結ぶことなく固定ができるため、簡易的な固定をするのにちょうど良い結び方です。

やり方は下記になります。

  • 小さい輪に大きい輪を通す
  • 通した先で大きい輪に枝などの長いものを通す
  • 大きい輪の元を引いて完成

挟むものの強度がそのまま固定の信頼性につながるので、なるべく丈夫な棒を選ぶのがポイントになります。

タープの選び方

使うタープはテントよりも大きければ基本的に何でもよく、目安としては300㎝×300㎝程度の大きさがあれば良いでしょう。

タープの素材はポリエステル系とTC系が多くあります。

安くて軽くて耐水性があるという点でポリエステル系を使うのがおすすめです。

火の粉でもやしたくないなら火に強いTC系を使うこともアリですが、リッジラインが重たいタープと相性が悪いため重量のあるTC系素材のタープとはやや相性が悪めです。

リッジラインを張る強度次第ではTC系でも十分設営も可能です

おすすめタープ

出典元:Amazon

例えばこちらの3m×3mのタープであれば、3000円以下で購入できます。

耐水性も2000㎜とそこそこで裏面はシルバーコーティングされているため遮光性も期待できる高コスパな安価タープになります。

ステップ3:タープ下にテントを設営する

リッジライン上にタープが張れたら、その下にテントを位置取るように設営しましょう。

テントを張る場合は基本的に通常の設営方法で問題ありません。

パップテントやワンポールテントのようなポールを立てて設営するタイプのテントであれば、
ポールの代わりにテントの頂点をリッジラインから引っ張ることでも設営ができます。

幕体が重すぎるテントはリッジライン設営に向かないため、通常通りポールで立てることをおすすめします。

リッジラインにテントなどをぶら下げて設営する

グランドシートの使い方

安価なテントで快適に過ごすためのポイントは、テント下にグランドシートを設置することです。

グランドシートはテントの底面を泥汚れや水濡れから守る効果があります。

耐水性の低い安価なテントであっても、グランドシートを使っておく事でテント内を浸水から守って快適さを保つ事ができるでしょう。

グランドシートをなにか別のもので代用できないか気になる人も居ると思います。

結論として代用品を使っても問題ありません。

ある程度水を通しにくい素材であれば、どんな物をグランドシートとして敷いても効果が得られます。

100均やホームセンターで買えるレジャーシートやブルーシートでも大丈夫です。

極論ですが、大きなビニール袋を敷き詰めたとしてもテントの防水性を高める目的は果たせるでしょう。

ただしそういった代用品は耐久性が低くて何回も使えるものではないので、いずれはキャンプ用グランドシートの購入を考えることをおすすめします。

グランドシートの選び方

キャンプ用のグランドシートには様々な付加価値がありますので、
その点に惹かれる人はぜひ購入してみてください。

メリット

  • 地面の凹凸で簡単に破れない丈夫さを持っている
  • 薄くて畳んだときにコンパクトになる
  • 耐水性が高く、よりテントに水が染み込みにい

グランドシートを選ぶコツは、テントの底面よりやや小さいものを選ぶことです。

なぜなら大きすぎるグランドシートは逆に雨を受けてテントの下側に水を送ってしまう可能性があるからです。

目安はテントを張ったあとにグランドシートが敷いてあるか分からない程度のサイズ感であればOK。

もしテントからはみ出してしまうようなら、その分を折り返してサイズ調整すれば大丈夫です。

グランドシートには数千円以上するものもありますが、1000円以下のものを使ってもテントを保護する目的では十分使えます。

おすすめグランドシート

出典元:Amazon

このグランドシートは1000円以下で入手できる高コスパ品です。

210cm×105cmとソロ用テントに丁度いいサイズ感なのでソロキャンを始める人にぴったりです。

グランドシートは安価な価格帯でサイズ違いが豊富にあるので、自分のテントにぴったりなものをぜひ探してほしいです。

繰り返しになりますがグランドシート選びの最重要ポイントはサイズ感です。

そのため高いシートを買って色々なテントで使い回すよりも、テント毎にジャストサイズの専用シートを買っておくことが後々のサイズ調整の手間が省けるためおすすめです。

専用で準備しておけば、テントの底に点けっぱなしにして収納もできるのでズボラにもおすすめ!

グランドシートをAmazonで探す

いきなり購入に抵抗があればまずはレンタル

ここまで安価な一人用テントのおすすめや使い方を紹介してきました。

でもこれからキャンプを始めようと思っている人にはテント購入って中々ハードルが高いですよね。

  • 一人用テントを使ったキャンプスタイルが自分に合うかまだ分からない
  • テント以外にも準備する物が多くて難しそう
  • 安価とはいえまとまった出費が必要

そんなあなたには、キャンプ用品のネットレンタルという選択肢をおすすめします。

キャンプ用品のネットレンタルの概要をサクッと紹介しますね。

おすすめポイント

  • ネット予約で来週末のキャンプに間に合う
  • キャンプ場や自宅に届くので色々な場所で使える
  • 買うよりも安くキャンプ用品を試せる
  • キャンプに必要なものは一通りそろう
  • 返却もキャンプ場やコンビニから可能

注意すること

  • 年に何度も借りるなら買ったほうがお得
  • 新品同様の見た目は期待できない

キャンプは始める前に準備するものが多く、ひとつひとつ購入するだけでも一苦労です。

全部購入してから後悔するより一度レンタルで試しておくのは1つの安心材料になりますよね。

一通りの道具を借りてもいいし、自分の持っていない道具だけを借りながら試すのもいいでしょう。

今回紹介した安価テントを使いこなすための極意もレンタルで試せます。

自前で準備が必要なのはロープだけで、あとは借り物でお試し可能です。

一見リッジラインの設営は難しく感じるかもしれませんが、
実際に一度体験すればそれほど難易度は高くない事が分かってもらえると思います。

まずはレンタルで気軽に試してみて、

これなら自分でも出来そう!!

という感覚を肌で感じられれば次から自前の道具を揃えるハードルもぐっと下がりますよ!

試してみようかな、と思った方に向けて以下にキャンプ用品レンタル大手のhinataレンタルですぐ借りられるおすすめレンタルを紹介します。

キャンプ用品のレンタルをより詳しく知りたい場合にはキャンプ用品レンタルのおすすめ4選|初心者は気楽にキャンプを始めようを合わせて読んでみてください!

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テントのおすすめレンタル

出典元:hinataレンタル

一人用テントでキャンプする感覚を掴むのにうってつけなのが、ColemanのツーリングドームSTです。

インナー床面積は210cm×120cmと大人一人と荷物を置くのにちょうどいいサイズ感。

その他の特徴は下記です。

テント構造ドーム型
素材ポリエステル
インナー床面積長さ:210cm × 幅:120cm 床面積:2.5 ㎡
収納サイズ長さ:49cm × 幅:19cm × 高さ:19cm サイズ:17689 c㎥
重量4400g
ウォール数ダブル
耐水性1500mm

本記事でこれまで紹介してきた安価な一人用テントとの相違点を紹介します。

  • テント構造は一般的なドーム型かつ設営時のサイズ感はかなり似ている
    一人用テントの設営練習にはピッタリ
  • 収納時はかなり大きくて重量も重い
    この大きさと重さで許容できたなら今回紹介したのテントは問題なく使えます

一人用テントを買う際の基準にするにはピッタリのテントなのでぜひ体験してみてください。

おすすめレンタル

ツーリングドームST
レンタル価格:一泊二日|4200円

今すぐ確認する!

※最新情報はリンク先ページにてご確認ください

もちろんこの他にも一人用テントのラインナップがありますので、気になる人はそちらもチェックしてみてください。

hinataレンタルで一人用テントを探す

テント周辺グッズのおすすめレンタル

安い一人用テント設営に役立つすぐ借りられるテントの周辺グッズも紹介します。

hinataレンタルでネットレンタル可能なものを以下にまとめます。

  • タープ
  • ポール
  • 鍛造ペグ
  • グランドシート

タープのレンタル

ミニタープHX

レンタル価格:一泊二日|3300円
備考:メインポール付属 ペグ付属

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モンベルの一人用ヘキサタープです。
280㎝x338㎝とソロ用テントを被うのにちょうどいいサイズ感。

640gと軽量なのでリッジライン張りをするのにも適しています。

ポールのレンタル

キャノピーポール(160cm)
レンタル価格:一泊二日|800円
備考:160cm(3本連結時)2セット

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ポールの2本セットです。
リッジライン設営や、タープのサイド部分、テントのキャノピー部分の跳ね上げなどに使えます。
テントやタープの付属ポールがあれば最低限問題ありませんが、設営方法に合わせて足りない分を足すイメージで借りましょう。

鍛造ペグのレンタル

鍛造ペグ(8本)
レンタル価格:一泊二日|8本セット800円
備考:20㎝8本セット

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鍛造ペグはテントやタープ設営時にあると心強い頑丈なペグです。
テントなどに付属しているピンペグで設営できないことはありませんが、固い地面に打ち込めず苦労する可能性があります。

キャンプを続ける以上はいつか必ずほしくなるペグなので、
まだ使ったことのない人は鍛造ペグ入門にとにかく早めに試しておくと良いでしょう!

グランドシートのレンタル

グランドシートソロ、デュオ
レンタル価格:一泊二日|1000円
備考:縦190×横120cm 

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※最新情報はリンク先ページにてご確認ください

テントの下に敷くグランドシートはレンタルでも試すことができます。

グランドシートはテントの底面をちょっとした凹凸や泥汚れなどから守り、
雨天時や濡れた地面の上でテントを設営する場合には地面からの浸水を防いでくれます。

防水面で不安のある安価なテントを使いこなすためにはグランドシートでテントの防水性を補強しましょう。

テントの底面からはみ出さない程度にやや小さめのサイズ感で選んでおくとよいでしょう!
※万が一はみ出す場合ははみ出た分を折ってテント下に入れこめばOKです

リッジライン張りを試すならロープは購入が必要になります。

まとめ

当記事では以下内容について解説しました。

本記事の内容をおさらい

一人用テントは安価なものでも適切に選べば満足度を損なうことなくキャンプできます。

また安くて品質の安定しないテントでも設営スキルで防水性や耐久性をカバーすることもできます。

いきなり購入にハードルを感じる場合にはレンタルから始めてもいいでしょう!

まだ何か一人用テント選びに迷うことがある方は、この記事にすべて必要な知識を詰め込んでいますのでぜひ読み返してみて下さい。

以上お付き合いいただきありがとうございました。

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