こんな疑問をお持ちのあなたに
- 新たにキャンプを始めたいけどいくらあれば始められる?
- キャンプってお金が凄くかかる趣味って聞いたけど実際のところはどう?
- キャンプ好きな人ってこれまでにどれくらいお金かけたのかな?
これらの疑問に答えます!
キャンプを趣味にするためにはどの程度お金が必要になるとおもいますか?
キャンプ用品の値段ってピンキリなので、実際に自分が買うとなるとお金を掛けすぎないか不安になりますよね。
恥ずかしながら筆者は事前にキャンプにかかるお金のことを知らずに始めてしまったタイプですが、ふとした時に自分がキャンプにお金をつぎこみすぎなのでは?と不安になることもあります。
不安を解消して新しい趣味で人生を充実させるためにも、事前に必要なお金について知っておきましょう。
この記事では
を知ることができます。
キャンプに必要になるお金のイメージを持っておくことで、実際に自分の大切なお金をどう使うべきかを正しく判断できるようになります。
ぜひ読んでみてください!
キャンプにかかるお金には何があるか?
キャンプを始めるには少なくともいくらかお金が必要です。
必要なお金にはキャンプする準備を整えるイニシャルコストとキャンプをするときに毎回かかるランニングコストの2つがあります。
キャンプを始めるためのイニシャルコスト
キャンプをするためには基本的にまとまったイニシャルコストが必要になります。
なぜなら自然の中で過ごすためには色々と道具が必要になるからです。
テントや寝袋などのキャンプ用品を買い揃えたり、屋外で過ごしやすいアウトドアウェアを手に入れたりする必要があります。
auコマース&ライフ株式会社の「キャンプ実施者意識調査」によれば、キャンプを始めるために掛かる初期投資額の平均は78,362円だそうです。
こうした指標と自分のしたいキャンプに必要なものが何なのかを確認して初期費用を検討したいですね。
キャンプをするためのランニングコスト
キャンプするため毎回の必要経費についても確認しておきましょう。
キャンプに必要な道具がそろった後は基本的にランニングコストしかかからなくなります。
例えばランニングコストには以下の項目があります
- 食費
- 消耗品の購入
- キャンプ場の使用料
- キャンプ地までの交通費(車の場合は高速代やガソリン代)
オートキャンプ白書2023によると、車を利用した1泊2日のオートキャンプでで掛かる費用は平均20,686円だそうです。
自宅からキャンプ地までの距離やキャンプ場価格は人によってまちまちです。
最寄りのキャンプ場に行くだけなら平均2万円も必要とせずにキャンプすることも十分可能なので、自分の場合はいくらまでならやってみたいかイメージしてみてください。
キャンプは一般的な趣味と比べて高いのか?
結論としてキャンプはごく一般的な趣味費用と同じくらいの予算があれば十分楽しめます。
総務省統計局の2019年全国家計構造調査によれば、20-30代の平均支出は16.8〜28.3万円に対して教養娯楽費は10.2%です。
ということは、月額平均2.3万円、年間支出としては27.6万円ほど趣味や勉強に掛けていることが一般的だと読み取れます。
キャンプにあてはめると、27.6万円あれば、初期費用78,362円と一回あたり20,682円で年9回キャンプに行ってもお釣りが来るほどなんです。
あくまで平均なのでこれよりもっと少ない、多いの違いは人それぞれありますが、キャンプを一般的な趣味費用と変わらない費用感で楽しむことは十分可能だと言えますね!
いちサラリーマンが実際にキャンプにかけたお金はどれくらい?
いちサラリーマンである筆者がキャンプにかけているお金はどれくらいなのでしょうか?
結論から言うと、筆者のキャンプ出費はおおよそ一般的なレベルでした。
以下の項目で詳しく分析します。
キャンプ趣味の30代サラリーマンの年間のキャンプ出費の実際
筆者がキャンプにかけてきたお金を確認してみます。
筆者のキャンプ歴15年は少年時代と社会人時代に分かれます。
少年時代は親とのファミリーキャンプやボーイスカウト活動で備品を与えてもらった状態でキャンプしていましたので、社会人になって自分でキャンプをするために本格的にお金をかけてきた直近8年を参考データとしています。
イニシャルコスト
筆者が直近約8年でキャンプグッズの購入費用は総額126万円ほどでした。
126万?使いすぎてない?大丈夫?
というのが率直な筆者の感想です。
イニシャルコストの平均値が78,362円であることを考えると、筆者はかなりお金を使っている部類に入りそうですね。
キャンプ道具は年を重ねるごとに少しずつ買いそろえていますので、この8年間で考えた場合の年間の購入費用は平均15万円ほどになります。
ランニングコスト
ランニングコスト部分でいうと、以下の費用感となります。
- キャンプ場代5000円
- 食費3000円
- 交通費5000円
合計で一泊当たり1.3万円ほどかけているでしょうか。
キャンプ場1泊5000円はリッチな部類に入るという感覚ですので、ちょっと多めに換算しています。
また交通費5000円は遠方に行くために高速代やガソリン代を1~2万円かけることもあれば、近場で高速代やガソリン代をまったく必要としない場合もあるので平均的な出費額をイメージしています。
筆者は北海道から九州まで日本各地にキャンプに出掛けるので交通費はバラつきます!
2023年は9泊しましたので、年間費用としては11.7万円/年になります。
総合評価
イニシャルコスト年平均15万円とランニングコスト年間11.7万円を合わせると約27万円の年間出費となります。
イニシャルコストが大き目の筆者ではありましたが、こうしてみると一般的な教養娯楽費年間27.6万円と同じくらいですね。
もちろん趣味のお金なので、平均に近いから良い・悪いということはまったくありません。
ですが筆者としてはかなりキャンプにつぎ込んでいる感覚でいましたので、世の中の一般的な趣味費用と同じ程度でおさまっていると知ってなんとなくホッとする結果になりました。
キャンプスタイル別:キャンプ用品購入費用の分析
筆者のキャンプ用品購入費用総額126万円は一体何に使ってるの?
買った126万円分の道具たちは有効に使えているんでしょうか?イニシャルコスト平均78,362円との開きはなんなのでしょうか?
というわけでご説明します。
まず直近1年間で有効利用した道具たちを1軍ギアとして数えてみたところ、総額は85.1万円でした。
割合でいえば買った金額のうち6割くらいは今も活躍してくれているようです。
続いて購入費用総額の大きさについてです。
筆者は別に超高級なキャンプ道具を扱うキャンパーというわけではありません。
筆者の自己分析としては、色々なスタイルでキャンプをしているからというのが一つの答えになります。
ここでキャンプのスタイル別に1軍ギアの費用を以下にまとめてみます。
一方上記の何にも当てはまらない、今使っていないギアたちは41.3万円という結果になりました。
それぞれ軽く解説します、
夏ソロキャンに使う道具
筆者のキャンプスタイルの中で、夏ソロキャンは最もイニシャルコストがかからないスタイルです。
夏は寒さをしのぐ必要がない分、寝袋やテントに安価なモデルを選んでも使えるため気楽に楽しめます。
冬ソロキャンに使う道具
冬になると、風を通しにくいテントや分厚い寝袋を準備するなど、寒さを耐える一工夫が必要になる分装備もちょっと高価になりがちです。
実際に夏ソロキャンとの10万円弱の値段の違いも冬用の高級羽毛寝袋を使うことが要因になります。
夏デュオキャンに使う道具
筆者は夫婦でもキャンプに行くため、2人でキャンプをするための装備も揃えています。
2人になると1人用テントよりもやや大きいテントが必要になったり、椅子の数やテーブルのサイズも大きくなったりといった理由でソロキャンよりもよりお金が必要になってきます。
冬デュオキャンに使う道具
冬デュオキャンプは冬ソロキャン同様に、寒さ対策の装備で費用がかさみがちです。
ソロであればある程度の根性で寒さを耐えるところを、
デュオキャンプでは快適さを優先し、冬ソロキャンよりも手厚い装備となっています。
冬デュオキャンでしか使わない薪ストーブがあったりといった理由で頭一つ抜けてイニシャルコストが大きくなっています。
その他 1軍にカウントしていない道具
社会人なりたての頃に買ってキャンプスタイルの変化で使わなくなったテントや、
大きくてたくさんの食事を一度に作れるけどソロやデュオでは使う機会のない大型ダッチオーブンなど、
当時は必要と考えて買ったものでも今はまったく使えていない道具たちが眠っています。
余計な出費を抑えてキャンプを始めるために心がける3つのこと
キャンプでお金を使いすぎないようにするには何に気をつけたら良いのでしょうか。
ここでは筆者の経験談をもとに3つのコツを紹介します。
一つずつ確認していきましょう。
コツ1:理想のキャンプスタイルのイメージを持つ
キャンプ道具で無駄な買い物をしないために一番大事なのは自分のやりたいキャンプのイメージを固めることです。
なぜならキャンプは選ぶスタイルによって揃えていくべき装備が全く異なるからです。
実際に筆者は季節や人数によって使う道具を変えることでその分余分に大きな出費をかけています。
初心者のうちはスタイルも探り探り決めていくことになりますが、自分のやりたいスタイルを早く固めることが重要ということになりますね。
とはいえキャンプ経験がないうちからスタイルを決めて道具を集めるなんて言うのは無理がありますよね。
そんな場合はキャンプ趣味の知人に話を聞いたり、InstagramやYouTubeでキャンプの情報発信をしている人をフォローしてみるのがおすすめです。
重要なのはたくさんの人のやり方をつまみ食いするよりも、特定の1人の人のやり方をトータルでよく観察することです。
そういう先人キャンパーの集める道具には何かしらの統一感が出ているものです。
なんとなくでもいいので、この人のキャンプのやり方に憧れるかも、という人を見つけたらその人なりの統一感を分析して自分のスタイルに取り入れてみましょう。
もちろん当ブログでも30代のサラリーマンが趣味で楽しむキャンプの実際を色々知っていただくことができます!
知識ゼロからでもキャンプ趣味を身に着けるために必要なことは、【初心者向け】キャンプの始め方7STEP|ゼロスタートから一生モノの趣味へで紹介しています。15年のキャンプ経験を持つ筆者が考える初心者が無理なくキャンプを始めるHOWTOを詰め込んでますので、ぜひ読んでみてください!
【初心者向け】キャンプの始め方7STEP|ゼロスタートから一生モノの趣味へ
2024/12/1
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コツ2:便利な道具に頼りすぎない
キャンプ道具は本当に便利なものが多いですが、そうした初心者向け便利グッズを買う前にちょっと立ち止まってみてください。
キャンプに段々と慣れてくると、道具がなくても意外と経験でなんとかできてしまうことも増えてくるからです。
例えば焚火をする時に、誰でも簡単に確実に火起こしできることを売りにした火起こしグッズがあれば使いたいと思う人はいるかもしれません。
だけど、誰でも簡単に確実にという魅力は経験を重ねて火起こしが上手になってくれば、魅力ではなくなってきますよね。
どこでもワンタッチで建てられるテントも魅力ですが、一般的なテントを立てる知識が身に付けば次第に使わなくなっていくかもしれません・・・
実際に筆者が必要だと思って買ってみたものの使わなくなってしまった道具たちは総額40万円ほどにのぼります。
買った当時は本当にありがたく使っていたけど今使えていないのはちょっともったいない・・・
もちろん初心者でも使える便利な道具は無理なくキャンプを始めるためには合ったほうがいいと思います。
だけど、いつか卒業する時が来るかも?という視点を持って検討することで無駄な出費を抑えることがができるようになるでしょう。
キャンプに慣れるまでの間だけ初心者向け装備を使う方法はないの?
こんな考えのある方は、この後ご紹介するキャンプ用品のレンタルという選択肢も一考してみてください。
コツ3:買う前に自分で試す
キャンプ道具は買う前に一度自分で試してみることをおすすめします。
事前に使ってみることで買う前の評判との間に感じるギャップを減らすことができますよ。
アルペンアウトドアーズといったアウトドア用品店では店内でテントの試し張りをすることができます。
それ以外では、キャンプ用品のレンタルサービスを使うこともおすすめです。
全国どこでも配送してもらえるサービスも多く、買うよりもぐっと低い値段で気になるキャンプ用品を実際のキャンプで試すことができます。
キャンプスタイルの統一感を持った一式セットのレンタルも充実していますので、自分のスタイルを模索するにもピッタリなサービスといえますね。
今のところ筆者のイチオシはhinataレンタルです。
まとめ
当記事では以下内容について解説しました。
本記事の内容をおさらい
キャンプにかかるお金をイメージしておけば、お金の使い過ぎを防ぎながら気兼ねなくキャンプ趣味を楽しむことができるようになります。
ぜひこの記事を参考にしながらあなたのキャンプライフに役立ててみてください!
キャンプを一生モノの趣味にしたい人へおすすめ情報
全くの初心者からでも無理なくキャンプ趣味を身に着けるためのロードマップを
”【初心者向け】キャンプの始め方7STEP|ゼロスタートから一生モノの趣味へ”にて紹介しています。
これさえ読めば、キャンプの1から10を手軽に知れるよう情報を集めました!
忙しい社会人であっても、キャンプ趣味を身に着ければ毎月毎週アクティブに楽しむ休日が手に入ります。
ぜひご一読ください!
以上お付き合いいただきありがとうございました。