こんな疑問をお持ちのあなたに
- キャンプに行ってすることが思いつかない
- キャンプ場って初めて行くから勝手がわからない
- 初キャンプで挙動不審になりたくない
こんなお悩みを解決します!
キャンプに行くと決まったら、何から手を付けたらいいものかと悩みますよね。
特に初キャンプともなれば、キャンプで起こる未知の体験を想像して不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
この記事では、筆者の経験に基づいて1泊2日のキャンプの準備から当日の過ごし方までを徹底的に解説します。
おおよそのキャンプの流れを知っておくことで、大きな失敗やトラブルを防ぎつつ楽しいキャンプの思い出が作れます。
ぜひ読んでみてください!
初めてのキャンプの流れ|事前準備編
初キャンプで失敗を防ぐためにはキャンプ当日以前にちょっとした準備をしておくことをおすすめします。
具体的には以下です。
- キャンプ場を予約する
- 不安なことは練習する
順番に解説します。
キャンプ場を予約する
キャンプ当日までにキャンプ場を決めて予約をとりましょう。
中には予約不要で当日の先着順に受け入れをするキャンプ場がありますが、初めてであれば予約可能な場所が良いでしょう。
なぜなら先着順キャンプ場は人気の場所では当日早くからチェックインする必要があったり、あらかじめ混み合う土日の前日から連泊する人がいたりと、キャンプ場に入れるかどうかが不確実です。
基本的にはキャンプ場は予約するものという考えを持って事前に確認をしておくことをおすすめします。
予約は時期が早ければ早いほど取りやすいですが、1〜2ヶ月前から遅くとも1週間前には済ませます。
キャンプ場の探し方についてはこちらの記事『【スキマ時間活用】キャンプ場の選び方実践的3STEP|初心者でもスマホひとつで穴場を発見』でも詳しく紹介しています。良ければぜひ読んでみてください。
不安なことは練習する
キャンプで初経験となることは、不安があるようであれば泊まりの前にデイキャンプなどで事前の練習をすることもおすすめです。
なぜならキャンプは一つ一つの活動に意外と時間がかかることが多いので、当日にチャレンジングなことをして時間が取られてしまうとそれだけで1日が終わってしまうこともあるためです。
具体的には、初めてキャンプでやってみると時間がかかりがちな以下のことができるといいかもしれません。
- テントを設営する練習
- 工程の多い凝った料理をする練習
- 焚き火をする練習
一度ひとつの動作を通しでやっておくと、所要時間がわかったり、万一道具に不足があった場合に道具を買い足したりもできるのでキャンプ本番の成功率を高めることができます。
初めてのキャンプの流れ|当日編
ここでは車で行くキャンプを例に、当日の家を出発してから帰り着くまでの流れを時系列で紹介します。
人によって多少の工程の前後はあるかもしれませんが、この方法であれば無理なくキャンプを進めていけます。
順番に見ていきましょう。
キャンプ場に向かうまで
まずはキャンプ場につくまでの移動時間です。
キャンプ場毎に指定されたチェックイン時間に間に合うように余裕を持って家を出るようにしましょう。
以降の流れでも説明しますが、キャンプ中の活動は何かと時間がかかってしまうものです。
時間の余裕はそのまま気持ちのゆとりにも繋がるので、現地でチェックイン時間になるまで時間を潰すくらいがちょうど良かったりします。
オプションとして以下のこともキャンプ場に向かう前にやれるとなお良いです。
- 食材や薪の買い出しをする
キャンプ場から最寄りの店が遠い場合はここが最後の買い物タイムとなります。
道中で買い出しをするなら1時間程度は出発時間に余裕をみるとよいです。 - 昼食を済ませる
昼過ぎチェックインを想定した場合、チェックイン後に昼食の準備を始めるとその後の設営時間を圧迫しがちです。
昼食は道中で済ませておくか、調理無しで食べられる食事を持参して済ませるくらいが時間的にはちょうど良いくらいになります。
13:00 チェックイン
キャンプ場についたら、受付を済ませましょう。
自分の使うキャンプサイトや設備についての説明も受けます。
キャンプ場での過ごし方についてわからないことや不安があれば、受付と一緒に聞けると何かとスムーズです。
例えばテントを張りやすい位置を聞いてみると何かしら有用な情報がもらえるでしょう。
キャンプ場の売店で買うものがあるなら、受付が終わったタイミングで買い物をしておくと後から買いに来る手間が省けます。
筆者は焚火の薪は現地購入するのでこのタイミングで買うことが多いです
13:30 場所取りと設営
キャンプ場に入ったらまずはテントやタープの設営です。
フリーサイトの場合はここで場所取りをする必要もあります。
フリーサイトの場所取り
場所取りをする際はなるべく先客と近すぎない広い場所が理想的です。
車の乗り入れ可否やテントの大きさに応じて、4m✕4m〜10m✕10m程度のスペースが目安です。
もし場所がなくて先客と設営場所が近くなってしまうようなら、その方にテントを張りたい旨を一言掛けておくと安心です。
事前に確認をすることで後々のトラブルを防げる他、他人と少しでも関わりをつくっておくことで防犯上の効果も期待できます。
といっても必要以上にコミュニケーションを取る必要はなく、
こんにちは。このあたりにテントを張っても良いですか?今日明日よろしくお願いします。
程度で十分です。
設営
設営場所が決まったら、いちからテントを立ててキャンプの準備をしていきます。
初めての設営は意外と時間がかかります。
設営作業は明るいうちしかできないので、最低でも日没までに終えるようにしましょう。
少なくとも1時間、余裕をもって2時間、トラブルを見越して3時間程度は時間が必要になるかもしれません。
効率的な設営は下記順番で実施するとよいでしょう。
- テント・タープなど大型のキャンプ道具を設営する
まずは一番場所を取るテント類を設営します。
地面が硬くてペグが入らなかったり、木や岩などに阻まれてうまくテント類が広げられなかったり、間違って景色が全く見えない方向をテントが向いてしまったりと、何かと場所を微調整する必要があるからです。 - テント・タープ付近に椅子やテーブルなどを配置する
テント類が設営できたら、椅子やテーブルなど、家具にあたるキャンプ用品を設置していきましょう。
自分がキャンプサイト内を移動する動線を考えながら設置するとより快適になります。 - テント内にマットレスや寝袋を敷く
時間に余裕があればテント内の就寝準備はやってしまいましょう。
寝具類には羽毛の寝袋やインフレータマットなど広げてから使用時のサイズに膨らむまで時間がかかるものがあります。そうでなくてもキャンプの夜は寒いので、テントに入ったらすぐに潜り込める寝床があると後々ホッとします。
設営時は何かと荷物を広げながらの作業になります。
荷物を地面に直接置くことに抵抗がある場合には、一時的にレジャーシートやブルーシートを設置してその上に荷物を広げられるようにしておくと設営が捗ります。
筆者は車でのキャンプが多いですが、一度車内からシートの上に一通り荷物を出してから設営を始めます。
荷物をどれでも取り出しやすくなるので、車からの荷下ろしの順番を考える必要がなく非常にラクです!
15:00 フリータイム
設営を終えたあとはしばらくフリータイムがとれます。
設営に不安がある場合には設営の予備時間にするのも良いでしょう。
具体的な時間の使い方を以下に紹介します。
- 食材の買い出し
- 焚火用の薪割り
- 晩ごはんの下ごしらえ
- 野外アクティビティ
- ボードゲーム
- おやつ
- 乾杯
何でもできる一番楽しい時間帯です
明るい時間の乾杯はサラリーマンには背徳的です。
16:30 キャンプ場売店に行くラストチャンス
キャンプ場の売店は夕方に閉まることがほとんどです。
閉店時間を確認して翌日朝までに必要なものがないか確認しておきましょう。
不足していないか確認したいのは以下です。
- 焚火用の薪 (一般的な1束の燃焼時間は1~2時間目安です)
- カセットコンロ、バーナー用のガス燃料缶
- LEDランタンなどの乾電池
- 歯ブラシなどアメニティ類
17:00 照明を準備する・焚火をスタートする
辺りが暗くなってきたらランタンなどの照明を点灯しましょう。
焚火の火起こしも手元が見えなくなる前にやっておくと楽ちんです。
17:30 フリータイム
再びフリータイムです。
暗い時間帯ですので、活動量を抑えめに自分のサイト内で穏やかに過ごす事がおすすめです。
この時間帯の過ごし方の例は以下のパターンがあります。
- 晩ごはんを作って食べる
- 焚き火をひたすら楽しむ
- お酒を嗜む
- ボードゲームをプレイする
- タブレットなどで動画視聴する (音量には配慮しましょう)
- お風呂やシャワーに行く
21:00 就寝準備
晩ごはんを終えて一息ついたら就寝する準備を始めます。
具体的には就寝前には以下のことをやるとよいでしょう。
- 焚き火を鎮める
焚き火を放置すると風で火の粉が飛んだ際に最悪ボヤにつながります。
新しく薪を投入するのをやめ、燃焼中の薪は燃やしきりましょう。
火消し壺に詰めて鎮火させることもおすすめです。 - ゴミを処理する
自然豊かな場所では夜間は野生動物がテント近くまで寄ってきます。
人なれしている場合にはゴミ袋をあさるような動物もいます。
ゴミは臭いがでないようゴミ袋に入れて固く縛り、動物が触れないよう丈夫な袋や車の中などに入れておけると安心です。 - キャンプサイト内を軽く片付ける
使わない道具などは夜のうちにある程度整理しておけると、翌日の撤収作業に追われず朝の時間を長めに楽しめます。
21時を過ぎてくると、周りのキャンパーは寝静まり始めます。
夜は意外と音が響くので、大きな音を出さないなど周囲のキャンパーへの配慮は必要です。
キャンプ場によっては深夜の過ごし方にルールがありますのでその点も確認しておきましょう。
22:00 就寝
テント内で寝袋にくるまり就寝します。
6:00 起床-フリータイム
起床します。起床時間は遅くともキャンプ場のチェックアウトに間に合うよう逆算して決めましょう
1泊2日の場合はここから撤収時間までが最後のフリータイムとなります。
朝の時間であれば、以下の楽しみ方ができるでしょう。
- 日の出を見る
- 辺りを散歩してみる
- 朝のコーヒーを淹れる
- 朝食を食べる
ただし朝の時間は大抵短いので、あまり多くのことを詰め込みすぎないのがおすすめです。
7:00 撤収
朝の活動が終わったら、撤収作業に入ります。
撤収には設営するのにかかった時間と同じくらいは時間を見ておくと良いでしょう。
効率的な片付け方は以下の順番となります。
テント内の寝具を片付ける
まずはテントをたためるように寝具を片付けます。
余裕があれば寝袋を外気に当てて干しておけると後日干す手間が省けます。
テントやタープの水気を取って乾燥する
天気にかかわらず、朝露や結露によってテント類は濡れます。
バサバサと生地をはたいたりタオルで拭いたりして水気を落とし、組み立てたまま風に当てて乾燥させます。
テントで一番湿りやすいのは地面に接する底面なので、底面に風が当たるように工夫するのがポイントです。
洗い物を済ませる
キャンプ場に洗い場があれば、食器などの洗い物ができます。
洗い物は干している時間がなければ、水気を切ったあとにふきんなどで拭きあげてしまいましょう。
焚き火の処理をする
焚き火後は必ず灰の処理が必要になります。
- キャンプ場に灰捨て場があればそこに捨てさせてもらいましょう。
- 灰捨て場がない場合は、持ち帰って自治体の指示に従って捨てる必要があります。
鎮火して時間がたっているものであれば、灰がしっかり冷えていることを確認したうえでビニール袋に詰めて持ち帰ります。
まだ熱いままの灰を自分で片付ける場合には、火消壺や厚手のアルミホイルなどに炭を入れて密閉し、冷めるまで放置してから持ち帰りましょう。
灰の処理が終わったら、焚き火台が冷えていることを確認してから畳みましょう。
焚き火の処理中は常にやけどに注意をしましょう
ゴミをまとめる
ゴミをまとめ、キャンプ場の指示に従って捨てるか持ち帰るかしましょう。
荷物をまとめていく
椅子やテーブルなどの小物類を片付け、持ち帰れる状態にします。
この際レジャーシートやブルーシートなどがあれば、その上にいったん荷物をまとめておくことで荷物の整理がしやすくなるのでおすすめです。
テント類をたたむ
テントは極力乾燥させるために帰り際にたたむのがおすすめです。
また雨天時であればタープをたたむのを最後にすることで屋根の下で撤収作業ができるため、余分に濡れるのを防ぐことができます。
打ち込んだペグが固くて抜けない場合には、ペグハンマーやすでに抜いたペグなどをひっかけてぐりぐりと回転することでスルッと抜けてきます。
荷物の積み込み
まとまった荷物を順番に車に積み込みます。
落とし物を確認する
キャンプサイトが一通り片付いたら、最後に忘れ物がないかチェックします。
圧倒的に忘れやすいのが、テントなどを固定していたペグです。
草の背の高い原っぱや落ち葉を掻きわけると先人の忘れ物が出てくるのはあるあるです。
忘れ物をしたくない場合には自分の使ったサイトを念のため見まわしておくことをおすすめします。
時間がない場合には
以上かなりたくさんのやることがありましたが、これらすべて絶対にやらないといけないことはありません。
寝袋やテントの乾燥や洗い物などは帰宅してからでも十分です。
チェックアウト時間までに間に合わないと判断したら妥協できることは妥協することも重要です。
濡れたままや汚れたままのものを持ち帰るのに抵抗がある場合には、大きめのビニール袋を準備してそこに詰めて持ち帰るといいですよ!
9:00 チェックアウト
キャンプ場で定められた時間までにチェックアウトしましょう。
チェックアウト時に受付に寄る必要があるか、そのまま退出可能かはキャンプ場毎にまちまちです。
チェックアウト後のお楽しみ
チェックアウト後はこんな楽しみ方があります。
- 温泉
キャンプ後の温泉は本当におすすめです。
程よい疲れと充実感に包まれながらお湯につかる時間は至福の一言です。 - 道の駅
キャンプ場への道中で道の駅があれば休憩を兼ねてぜひ寄ってみてください。
現地の名産品や道の駅ごとの特色が楽しめます。 - 観光スポット
自然豊かな場所であれば、そこにしかない景観スポットがあるかもしれません。 - アウトドア用品店
キャンプでうまくいかなかったことがあれば、アウトドア用品店に寄って色々な道具を見ながら次回のキャンプの作戦をたてるのもよいでしょう。一度経験をした後であれば、お店の見え方もひと味変わるはずです。
まとめ
当記事では以下内容について解説しました。
本記事の内容をおさらい
キャンプの流れを知ることで、初キャンプの失敗を防いでより有意義なキャンプ体験をすることができます。
事前に流れをイメージして、自分なりのキャンプのスケジュールを組み立ててみてください!
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以上お付き合いいただきありがとうございました。